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NO3238 歴史の偽造・東南アジアでの虐殺(21)

日本の台頭・シンガポールの歴史教科書

シンガポールの教科書・日本の台頭 30日(金)マレーシアのマラッカは思い出の地で、6回は訪れている。昔、ポルトガル支配下にあった頃、ザビエルがこの地経由で日本に来た経緯もあり、日本人町も栄えた時代もある。1920年シンガポールを追われたからゆきさんもこの地に逃れたことで知られる。

 

 85年の取材旅行の際、この地を訪ねた目的の一つが日本占領時、憲兵隊本部となった「明星慈善社」であった。戦時中、東南アジア華僑総商会はすべて「抗日団体」であった。(当然のことである)1911年の辛亥革命の際も孫文は南洋華僑を「革命の母」と呼んだほどだ。

 

 その幹部は真っ先に「粛清」の対象となった。私たちはこの明星慈善社の事務所で70代の老人やスタッフに出迎えられ、話している間に信用を得て、「南洋英属馬六甲明星慈善社殉難社員哀史録」社員52名のを悼む生き残りの人々の証言集をいただくことになったのだ。

 

アジアと太平洋への日本の拡張
アジアと太平洋への日本の拡張 帰国後、中国語のできる仲間に訳して貰い、拙著に載せた。全編、日本軍のことを「日寇」「倭寇」「蝗軍」(イナゴ)などと表記している。曽唯心氏の証言「占領直後、日本兵が家々の入り口に『反英倒蔣澈底』(英に反抗し、蒋介石を打倒せよ)というビラを貼って歩き、日の丸を掲揚させた。街の十字路には必ず日本兵の歩哨が立ち、通行人の男女を問わず、身体検査をした。3月10日(42年)慈善社の主席王徳義及びその家族11人が逮捕された」(自由主義主観論者たちは日の丸を自主的に掲げて歓迎したというウソを並べ立てている)

 

「そして、あらゆる拷問で同志の名前を言わせようとした。王さんは67歳の高齢で、拷問に耐えられず、ショック死した。一緒に捕まった人たちは3月16日、市内から7マイルの場所で銃剣で刺殺され、死体は古井戸に投げ込まれた。勿論、子ども、婦人もである」

 

「3月21日、橋本という憲兵が来て逮捕され、牢に入れられた。同じ牢に約70名の中国人がいることが分かったが、一番多いときは400名あまりであった。取り調べでは、覆面の取調官(マレー人もいた)がテーブルに座り、その前に5人ずつ並ばされた」

 

東南アジアへの日本の侵略
東南アジアへの日本の侵略「憲兵長は刀を抜いて同氏の名前を言わせようとした。拷問は逆さにつるす、鞭で打つ、ホースを口に突っ込んで水を注ぐ(東京ワイン責め)手や足で殴る蹴る、さらに木の枝を燃やして先の焦げたところで、顔や唇を焼くなどした。この間、覆面の男たちは一言も言わずただペンを動かすだけ。調べが終わると、えりに「○」「△」「□」の印をつけた。これは共産党、国民党、英国派などを意味し、すべて虐殺された」(ナチスと同じやり方ではないか!)

 

 曽さんの体験記はまだ続くのだが、マラッカの虐殺地点として10か所を挙げた。シンガポール同様、海上での虐殺も含まれる。「一室に閉じ込められ、火を放たれて集団で焼き殺された例、頭を砕かれた者・・屈服して死をまぬかれようとした者は一人もいなかった」 

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