よく、バイリンガル教育は小さい時から頭を鍛えるので、賢い子が育つと言われますので、地頭作りにバイリンガルは一役買っていると思われがちですよね?
でも、私の意見はやり方によってはその逆と思っています。先日読んだ記事に、地頭が決まるのは6歳まで。一番大事なのは0~3歳。これは私が思うところと同じです。前にも言いましたが、乳児~幼児時期の教育は大学での教育より子供にとって重要だと思っています。
その時期にうまく教育することで、地頭のいい子供が出来上がるのではないかと私は思っています。
教育たって、乳児~幼児ですから、日本語もままならないうちから違う国の言語なんて、もってのほかと思うのですが、うちがその例ですよね。父親が英語を話すので仕方なく両方の言語でスタートしたわけです。私は私の勘で、言語を教えるならお互いのネイティブランゲージを子供に話すことと思ってましたので、自然に家の中は2つの言語になりました。
が、後から気が付くのですが、このやり方は地頭云々の前に、地頭を作ってる段階で2言語の吸収となると、地頭作りのスローダウンが起こります。なので、ハーフのバイリンガルの多くは小学校の高学年までは言語的にとても危なっかし時期を通ります。日本に居てインターナショナルスクールで英語環境というお子さんの例もうちと同じか、ご両親ともども、英語ネイティブでない場合、地頭作りはもう少し大変かもしれませんね。
なので、私はバイリンガルと地頭のリンクはさほどないと思っています。それより0~3歳までの時期に子供らしい暮らしをさせ、できるだけ体を動かし、できるだけ自然と触れ合い、できるだけ同じくらいの年の子供と遊ばせ、できるだけ図工をさせ、できるだけ本を読んであげることかと思っています。
本などは、赤ちゃん用のシンプルな豆本を0歳から与えるべきです。娘が遊んでいるのを見て、息子は数字を2歳になる前から覚えました。それと数学が得意なのがどこまで関わってるかは、よくわかりませんが、それくらいから人間の頭って鍛えられるんですよね。しかも、本人たちはすべてが遊び。その時期はまだスタディーの感覚すらないので、大学生のように文句言わずに勉強を楽しめるんです。笑
娘の日本語も、ひらがな50音がすべて読めたのが3歳半でしたから、毎日本読みしているうちに、つるつるのスポンジ状態の頭にはすぐビジュアルで入っていくようです。シナプスは子供の場合ビジュアルと結びついてるのだと思います。目から入って頭にダイレクトに焼き付く感じかな?と思っています。
テレビも幼児用の教育テレビはおすすめです。口開けてぼーっと見てるようですが、何せツルツルの皺一つない頭ですので、そのまんまダイレクトに入っていきます。なので、言語はもとより科学的な事とか、数学的な事とか、年齢に合った幼児用の教育番組でしたらなんでもOK。うちは忙しかったのでBBCの幼児教育番組は大活躍していました。
地頭と関係あるのかよくわかりませんが、うちの子供たちは小さい時から記憶力がよかったです。娘も息子の漢字テストやスペリングテストはテスト開始前の10分間で覚えられるそうです。(いいなぁ)このことから、こういう子供はビジュアルで覚えるのが得意なんだと思います。だから、このような訓練を小さい時からさせると、地頭はよくなるんじゃないかな?ずーっと前にご紹介したマイ・ベイビー・キャン・リードはこれを利用した教材だと思っています。
息子など、いまだにその技を使えるらしく、大学のエクザムで活用しているらしいです。その割にはBを取りますので、大学の勉強は今までの勉強法ではダメなんでしょうね。本人もよくわかってると思っています。笑
息子曰く、ものすごい昔の2Dビジュアルも時間はかかるけれども取り出せると言う事です。そのまんま文字とか図などが出てくるらしいのです。大昔コンピューター室の事務バイトをしていたとき、86年くらいかな?東芝さんのトスファイルというのを使っていたのですが、息子の頭がそれみたいでなんだか人間の脳って優れているのだなぁ。と改めて思いました。鍛えればできるんでしょうね。
あと、年子であることも地頭作りにはとても役立ったのかもな~と思ってます。とにかく小さいうちに他の子供と遊ぶことは地頭作りに欠かせませんよね。それプラスうちは、1歳半からナーサリーに通えましたので、これもよかったかな?と思っています。
しかも3歳からはダニエラ先生のバイリンガルのための寺子屋式英語ナーサリーで、ケンブリッジ大の幼児教育専門家に特別教育を格安なお値段で受けられましたので、これがうちの子の地頭に一番大きな影響だったかな?と思っています。
ダニエラ先生が力を入れていたのは食育。スナックはとてもヘルシーなフルーツとパン類、乳製品。甘すぎるお菓子も、ソーダも一切なし。飲み物はミルクかフルーツティーにはちみつ。
その他アカデミックなことは彼女独自のやり方で教えていました。私が彼女から受けた忠告は数学は年相応の教え方があるので、先に進ませないで欲しいと言う事。あまりに先へと急ぐと、子供の頭は混乱するらしいのです。たぶんこの辺も言語と同じで、日本語がわかってから次の言語のほうが良いのではないかと思った理由です。
地頭作りにはやはり年相応の教え方というのが要なんじゃないでしょうかね。早いうちから英才教育!なんて頑張ってらっしゃる方も多い中、普通に楽しみながら、知ることの楽しさを教えるという、かなりのんびりしたやり方で良いのだと思います。
地頭はこれでいいのですが、大学へ入るころになると地頭だけで生きていけなくなることを痛感します。ですので、6歳位から、親は毎日のルーティーン、学習習慣、ハイジーン、食育、運動、コミュニケーション等に力を入れ徹底して教えなければなりません。こうしてみると、親って子供に教えることがいっぱいありますよね。
引っ越しが多すぎたというのは言い訳になりますが、うちの子供たちは、ここで損していたかな?と思うところが、引っ越しで、毎日のルーティン、整理整頓能力は築き上げては崩され。。。毎回言うのも疲れるくらい言いましたが、もっと大変な思いをして新しい学校に慣れようと努力してるのも彼らでしたので、少し甘めにやってきましたが、それが仇になっています。
また、女の子と男の子では教え方を変えるほうがいいでしょうね。男の子は歩きながら説明されるとよくわかるそうです。要するに座りっぱなしの苦痛に耐えられないのが男の子。文面だけで内容がゲットしにくいのが男の子。女の子よりゆっくりスタートするのが男の子です。
なので男の子を育てるのは根気がいりますが、大学卒業するころには立派になりやすいのも男の子。男の頭脳のピークは25くらいと言う事なので、万が一大学で怠けて悪いテスト結果を数回経験しても、多めに見てあげてください。笑
小さい時から、なぜ学ぶのかを教えていれば自然に学び成長するので、小さい時から学ぶ理由を本人たちに見つけさせるのもコツかと思います。娘も言っていましたが、早く将来にしたいことが見つかればサクセスしやすいだろうと。
先日読んだ記事にファッション界の成功者のほとんどは、20歳になる前に大好きなことがあり、それを彼らなりに貫いた人たち。と言う事。早くにこれだ!と思えることがあるのはとても良いこと。ばかばかしいとは言わず、応援してあげてほしいのも、子供の夢。
しかし、一生懸命やってるお母さんたちがはまりやすいのが、ここ。子供の夢は応援するのであって、参加してはいけないと言う事。つまりあまり口出ししないことではないかと思います。本人の選択が重要なんです。自分の事のように調べたり、心配しすぎたり、また失敗したからと意気消沈し。。。これでは、子供も疲れますし、はっきり言って無駄な事だと思っています。
「お母さん、子供の人生であって、あなたのではないですよ!」と言いたくなるほど熱心だと、ちょっと心配になりますよね。最近のあるあるですよね。
という感じで、子供たちにいろいろと生き方を教えてきた私なのですが、最近面白いことを息子が言ってました。子育てについてですが、「子供なんて思いっきりフェイルさせて覚えさせるのが一番覚える。二度と失敗しないから。。。」だって~!爆
わかってるやん!ならば、放っておきましょう!と思った瞬間でした。(ちゃんとやらなければ、大学の学費は自分で払ってもらうと約束済み 笑)
術後のスーパーOpioid系鎮痛剤のため、なんだか長文でまとまりがないこと書きましたが、地頭とサクセスは工夫が必要ですね。
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