私の先生はベネズエラ人で、奇しくも同じ年齢。英語はできるっちゃできるけど、流暢でもないので、単語の説明にはgoogle翻訳を使ったりして教えてくれています。
この日の授業はパナマの新聞・雑誌・広告を読むこと。
新聞を読みながら、ベネズエラ出身のスポーツ選手がいたら嬉しそうに「同じベネズエラ人が活躍していると、嬉しいのよね」と言ったり、蘭の展示会の広告を見て「蘭が好き。これ、ベネズエラの国の花なのよ」って教えてくれて、その時の顔がとっても穏やかで、自分の出身国がとーっても好きなのが伝わりました。
でも、そんなベネズエラは今、経済が非常に悪いうえ、国民投票なしに大統領が政治を推し進めて、反政府運動で死者が出る状況。
そんな独裁者状態の大統領を、先生はとーっても嫌っており、新聞でベネズエラ大統領の写真を見つけるたびに、ペンででっかくバツ印をつけて、「彼は嫌い」言っていました。
ベネズエラ国内は社会情勢が悪すぎて仕事が見つからないので、パナマに出稼ぎに来ているそうです。
でも、パナマも、経済成長はしている国であるとはいえ、国内の雇用が外国人に取られるのは困ることから(最近、世界どこでもそうですね)、「パナマの人たちは、私たちみたいなのが嫌いなのよね。とっても、とっても、嫌われているの」と教えてくれました。
「同じベネズエラ人が活躍していると、嬉しいのよね」
「蘭が好き。これ、ベネズエラの国の花なのよ」
「(ベネズエラ大統領) 彼は嫌い」
「パナマの人たちは、私たちみたいなのが嫌いなのよね。とっても、とっても、嫌われているの」
私がまだカタコトすぎるから、深くはおしゃべりができないけれども、これだけの会話の中でも、中南米の人の生活のリアルを感じました。
チョコレートとコーヒーとスポーツ観戦が大好きで、お寿司をまだ食べたことない先生。私の初めての中南米の現地人のトモダチでもあるので、もっとスペイン語を頑張って、色々と女子トークができるようになりたいです。
<ベネズエラの状況についてはこちら>
・ 見せしめ逮捕
・ 飢えの悪化 (このブログわかりやすい)
ちなみに今週末は宿題がなくて、めっちゃご機嫌なバカチン生徒な私です feliz viernes! (happy Friday!)
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