今日、お風呂に入ってて突然思い出しました。
「洗い場があるって素晴らしいんだ・・・」
その前に、いつも書いているように、熱湯が際限なく出るというのはもう奇跡なんです。
通常、イギリスではタンク式が多いので、湯船にお湯を一回貯めたらもう終わり、これ普通です。もうこのネタはいいか。。。
で、そして元に戻って、お風呂の「洗い場」、これがあるということ自体が欧州ではありえんのです。
これアメリカでもあり得ません。
バスタブだけ。
これがノーマル。
なので、日本人は困ります。
「どこで体洗うの?」
ちょっと値段の高いホテルになると、シャワーブースとタブは分かれているのでなんら問題ないけども、一般庶民のおたくでは、普通はバスタブのみです。
そうすると、、、特に冬なんかは、、、、最初にゆっくりお湯につかる。
そして、どうする?
Jakeの場合はお湯をはったまま、体を半身つけながらあらい、そしてお湯を抜きつつ最後に頭を洗うっていう感じでしたね。
そもそも、バスタブからお湯が溢れたり、シャワーのお湯が何かのはずみでタブからこぼれること自体が悲惨なことなので、つまり普通に床ですからね、カーテンがあるとはいえ、とにかくできるだけ、お湯が出ないように体を洗う、シャワーを使う、つまり慎重にやるってことになるんですね。
これには最初は慣れなくって、お風呂から上がろうとしたら、カーテンの隙間からお湯が飛び散ってたということが頻繁。
で、その次は出なくなるのだけど、カーテンをバスタブの内側に垂らして体を洗うもんだから、カーテンの下の方にいつの間にか汚れの成分が付着してしまって、カビる。。。。
それを避けるためには、バスタブの外にカーテンを垂らしつつ、しかもお湯が、そしてシャワーが一切外に出ないようにする。
そういう芸当がロンドン生活約半年でできるようになりました。
2年間が経過する頃には、ほぼカーテンなしでもいけるくらいに熟達!
こういうことですから、洗い場があって、存分にお湯がかけれるなんて夢のような話なわけです。
こんなことがありがたいと思えること自体が、一般の日本人にはまったく理解不能かと。。。。
次にあり得んこと、、、それは洗濯物です。
ロンドンでは、屋外に干せません!!
もしフラットで、外に干したりしたもんなら、誰かがカウンシル(役所)に連絡したりして、すぐに役所から電話が入ったりするわけです。
なので、年中、部屋干し。
ま、特に冬は、ズーーーと曇りだし、すごく寒いので、外に干したら凍るくらいの話であって、それはないですね。
でも夏でもダメなのです。
Jakeの場合は、ベッドルームに組み立て式のハンガー掛けのようなものを設置しつつ、日本で買った、洗濯干しを2セット吊り下げて使用しておりました。
でも「一般のロンドナーはどうしてんねやろうか・・」
という疑問が密かにありました。
そしてクリスマス前に大家さんがディナーに誘っていただいてお伺いした時、酔った勢いで「ご自宅お部屋ツアー」をしてくださいました。
そうすると、小さな物置部屋みたいになっている一室に洗濯干しスペースが。。。
やっぱりみんな工夫して干してるんだなーっと理解。
そうなんです、洗濯物を外に干せないっていうのは結構難儀な話なのです。
特に冬は、セーターなど結構地厚なものが多くなるでしょ、そうすると、簡単には乾かない。
で、ロンドナー諸君に色々と聞いてみたが、もちろん下着などは毎日洗うけど、上着系、フード付きのスウェット(現地ではフーディーと言います)なんかも別に着るたびに洗わないという人が多数。
そういう事実を知ったりしたものです。
こんな些細な話、洗い場と洗濯物ですが、やっぱり所変われば常識変わる。。。。
そういうもんですね、海外暮らしは。
きっともしこれを読んだ日本人ロンドナーは「え、そんなこと知らんの?」くらいの感じでしょうね。
おわり。
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