「仕事中だと英語で話せるのに、食事会では沈黙してしまう」
「客先と乗るエレベーターで話すことがなくて気まずい」
「仕事以外の話だと、何の話をしていいのか分からない」
話しかけたいけど、なんて言っていいかわからない。
皆さん、こんな経験があるのではないでしょうか。
今日はそんな気まずい時間をなくしてくれる、雑談(Small Talk)のトピックや方法についてシチュエーション別に紹介します。
この雑談は、相手に良い印象を与えたり、その後の関係を円滑にしてくれる効果もあります。
少しコツを掴めば簡単にできるようになるので、ぜひ実践してみてください。
気まずい時間があるというのは、初対面のケースが多いのではないでしょうか。
何事もまずは簡単な自己紹介から始めることが大切です。
“Hello, Mr. Johnson. I am Sato. Nice to meet you.”
自己紹介をすることで会話を自然と始められるようになります。
空港や駅、ホテルで初めて会う
“How are you?”
「調子はどうですか?」
“How was your flight?”
「フライトはどうでしたか?」
“How long is the flight to Haneda airport?”
「羽田空港までのフライトはどれくらいかかるんですか?」
“Is this your first visit to Tokyo?”
「東京に来たのは初めてですか?」
“How was taking the train in Tokyo?”
「東京で電車に乗るのはどうでしたか?」
”How is your hotel?”
「ホテルはどうですか?」
“How is the whether in California when you left?”
「あなたが飛行機に乗る時、カリフォルニアの天気はどうでしたか?」
相手をピックアップする際には、相手を気遣うような雑談がしやすいです。
まずは自己紹介をし、How was your flight?と聞いてみましょう。
「隣の人がいびきをかいてて…」等、案外相手が話を発展させるきっかけをくれることがあります。
“How was your flight?”
「フライトはどうでしたか?」
“Did you sleep well last night?”
「昨晩はよく眠れましたか?」
“When did you arrive to Tokyo?”
「東京にはいつ着いたんですか?」
“How long are you staying Tokyo?”
「東京にはどれくらいいるんですか?」
エレベーターの中での会話は、ビジネス上でアイスブレイクをする上でとても大切です。
日本でも「エレベータートーク」という言葉があり、相手に印象を残し後の会議をスムーズに進める、といった意図もある雑談・会話です。
より”営業的”な会話方法もありますが、ここでは一般的な挨拶を目的とした会話を紹介しました。
“How was the meeting?”
「会議はどうでしたか?」
“What are you going to do this evening?”
「今晩は何をしますか?」
“What did you think about our proposal?”
「私たちの提案はいかがでしたか?」
会議後のエレベーターでは、仕事に関係のない雑談から、会議では出来なかった非公式な情報交換ができます。
あなたが営業であれば、提案の印象や今後のスケジュールについての確認をしたりするといいでしょう。

“How are you?”
「調子はどうですか?」(相手が時差ボケなどであくびをしていた際など)
“How long are you staying in Tokyo?”
「どれくらい東京に滞在しますか?」
“What are you going to do on X?”
「X日は何をするんですか?」
(東京にいるがあなたの会社に訪問しない際など、競合の情報を手に入れられたりします)
“Is there any plans for this weekend in Tokyo?”
「週末は東京で何をするんですか?」
会議の休憩中もエレベーターでの雑談同様、仕事や競合の情報など様々な意見交換が雑談を通してできます。
「何日間滞在するのか」という一般的な話から「今回は何社訪問する予定なのですか?」等、仕事に話に発展させてみましょう。
“How was the meeting?”
「会議はどうでしたか?」
“How do you like Japanese food?”
「日本食はすきですか?」
“What kind of food do you normally eat back home?
「家ではどんな食べ物を食べてますか?」
“I like your tie today!”
「あなたのネクタイ素敵ですね(直訳:あなたのネクタイが好きです)」
食事会では少しプライベートの話をしてみましょう。
食についての話は話を発展させやすいのでおススメです。
「日本食は好きですか?」
『好きです。週に一度は食べますよ』
「そうなんですね!でも納豆とかは食べたことないでしょう?」
そのように会話を発展させてみてください。
また夕食会で、例えば円ドルレートや石油価格の話など、経済の話になることもあります。
それに備えて、経済のニュースなどに事前に目を通しておくのもいいかもしれません。

「雑談のきっかけは作ったけど、どうも話が発展しない…」
そんな悩みを持つ方は、以下のポイントをおさえることで、話を発展させることができます。
天気の話や交通状況の話になった際には、日本と海外を比較した返事をすることで、話を発展させることができます。
“How is the whether when you left California?”
「カリフォルニアの天気はどうでしたか?」
“It was very hot. It is a nice day in Tokyo so I am glad.”
「すごく暑かったです。東京もいい天気で嬉しいです。」
“It was raining for a week so you are very lucky.”
「一週間も雨が続いてたんですよ、だからあなたはラッキーですね」
“oh is that so?”….
「そうなんですね」
このような形で日本と海外の状況を比較したコメントをしてみましょう。
相手もYes/Noで答えるだけではなく、何か質問してくれるので、安心してくださいね。
何か質問をする際に、”Do you like Japanese food?” “Are you tired?”のようなYes/Noの回答になる質問は避け、”How”や”What do you think”を使った質問をしてみましょう。
相手が提供する情報が多いので、返答や新しい質問が見つけやすくなります。
“How do you like Japanese food?”
「日本食は好きですか?(直訳:日本食はどんな風に好きですか?)」
“I really like Japanese food. It is healthy and very light.”
「日本食はとても好きです。健康的だし軽いですよね」
“That is true. Many people say it is healthy, but we do have some heavy food too.”
「そうですね。日本食が健康的だという人は多いです。でも実は重い日本食もあるんですよ」
共通の話題がある場合、ぐっと話の幅が広がります。
仕事の話、家族構成や趣味などの話をすると、あなたがそもそも持っている知識量も多いので、質問や受け答えがしやすくなります。
仕事の話を避けたいときは、あなたが職業柄してしまうようなこと(職業病的な話題)を話すと話が盛り上がります。
例えばあなたがエンジニアであれば、日常的にも技術的な言葉を使ってしまって友人が呆れている等、話題を振ると会話がテンポよく進みます。
是非試してください。
雑談をし会話を発展させるポイントを紹介しましたが、避けるべき話題もあります。
1. あなたの健康上の問題
2. お金に関わる話題
3. プライベートに踏み込みすぎた話題
4. 際どい冗談
5. 宗教や政治の話題
これらは、相手がどう反応していいか困らせてしまったり、相手に対し攻撃的な話題になりうるトピックです。
そのため、相手と親密になるまでは避けた方が良い話題と言えます。
雑談のメリットは、気まずい時間を減らすだけではなく、自分と相手との距離を縮めてくれることです。
フレンドリーな印象をお互いもって会議に臨むと、あまり緊張せずに話ができるようになります。
いくつか一般的な質問を持っていると会話を発展させやすいです。
雑談力は練習なしには身に付きません。
友人や客先やベンダーなどと雑談をして、雑談力を鍛えましょう!