発端は、ジェラート屋さんのGelato&Co.でFlor de Jamaica味をメニューで見つけたこと。Flor de Jamaicaって何だ???と思った矢先に、いつものスーパーRiba Smithで見つけたのがこのドリンク。
Flor de Jamaica、発見です!!!
原材料を改めて見てみると、agua, saril, azucar, jengibre。水と砂糖と生姜はわかったけど、sarilってなんだ?sal(塩)の書き間違い?笑 なーんて意味不明に脳内でボケたりしましたが、google翻訳先生でsarilって入れても翻訳されない事態に混乱。
・・・ saril って、なに?!?!
やっぱり書き間違い~???・・・ではなく (笑) 、
調べてみたら saril ってパナマ独特の言葉で、一般的な?中南米のスペイン語ではFlor de Jamaica、英語にするとHibiscus、つまり、ハイビスカス! だからラッピングにもサブタイトル的にFlor de Jamaicaって書いてあったのね&ハイビスカスと判明してハッピー。
でも写真(再掲)、全然知ってるハイビスカスじゃないよね???なにこれ?笑
ということで、さらに調べてみたら、これは Roselle (Hibiscus sabdariffa) っていう種類のハイビスカスで、私たちの良く知るハワイや沖縄に生息しているハイビスカスのHibiscus rosa-sinensisとは別物。お花の起源はアフリカだけど、ジャマイカから中南米に伝わってきたのでFlor de Jamaicaと呼ばれているそうです。
(ref: elfiik)
お花は白くて可愛い感じ。 ・・・・でもドリンクの絵になってるのは写真の右下のような赤い部分で、白は皆無。なんでだー???納得できないぞー???
ってことで、google先生がくれる文字と画像では理解できなかった私は、今度はyoutube先生に「ハイビスカスの収穫~ティーの作り方」動画数個にお世話になりました。
そこで判明したのは、ドリンク作成に使っているのは、花の萼(がく, calyx)の部分であること。お花をそのままドライにしたものではないんです。 なーるーほーどー。
google検索時点でたまにちらちら見かけていたcalyxを素直に調べていたら時間短縮できたのかもだけど、動画で流れを目で確認できたのもいい収穫だったのでこれはこれでよし。便利な時代になったものです。
で、戻って Bebida de saril のお話。
生姜と砂糖が効きすぎてて、ハイビスカスの香りをほぼ抹殺しているような味付けなのは勿体ないな~と思ったのが、私個人の率直な感想です。不味くはないんだけど、なんだろう、私はもっとさっぱり爽やかに飲みたかった。笑
Bebida de sarilは、パナマではハイビスカスの収穫期が11月~2月で、12月にピークがくるというのもあってクリスマスの定番ドリンクだそうで、レシピによってはシナモンも入れたりしているみたい。スーパーでこうやってプライベートブランド作ってまでして普通に売っているので、パナマ人の生活に馴染みあるドリンクであることは間違いない。
私が、今(2月に)たまたまこれを知って、たまたまスーパーで見かけたのはラッキーだったとはいえ、365日常夏で季節感ゼロのパナマにしては珍しい、期間・シーズンのある飲み物は個人的にテンションがあがる発見でした!ビバ季節感のある生活!
< 参考資料 >
・ El Saril by El Trapiche Restaurante
・ Saril Drink by Folklore.PanamaTipico.com
・ Saril, el sabor de la Navidad by la estrella
・ Rosella Growing Harvesting & Jam Making (動画)
< 関連記事 >
↑ 同じくRiba Smithで売ってるパナマ独特のドリンク。甘党の私にはぴったりでたまに買って飲んでいます。
↑ Flor de Jamaica味がハイビスカス味なら、次回はぜひ食べてみたい。Bebida de saril味だったら食べないよ。笑
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