私のブログやメルマガ、講座を受けている方はご存知ですが、私は普段、「リスニング力は高くなくても問題ない!聞き返す力があればいいから!」と、お伝えしています。
でも、こんなことありませんか?
「TOEIC500点以上とっていて、しかも、リスニングの方が点数が良かったのに、英語が聞き取れない…」
「何となく聞き取れたけど、全体的に分からない…」
そんなとき、「リスニング力が低いんだ…」と思いがちなのですが、実は、それって、リスニング力が低いのではなくて、まだ英語の聞き取りに慣れていなくて、英語を聞き取るときのコツを知らないだけ、という場合が多いです。
今日はそんな『英語を聞き取るときのコツ』についてお話をしていきます。
相手の「話のはじめ」を意識的に聞く!英語を聞き取るときの最大のコツは、相手の「話のはじめ」を意識的に聞きくこと。
たとえば、電話を受ける際、オンライン会議の際、相手が話し始めると思ったら、「なんとなく」話を聞き始めるのではなく、集中して「意識的に」話を聞いてください。
実は、英語でコミュニケーションをとることに慣れていない日本人は、これが苦手です。
理由は、日本語は文章の終わりに結論が来るので、日本人の私たちは無意識のうちに「話の最後」を集中して聞いてしまうから。
例えば、このように言われた場合、
「昨日会議で○○について話したけど、その時の議事録送ってくれる?」
私たちが、集中して聞いているのは、この話の終わり「議事録を送ってくれる?」です。
そして、さらっと聞い流していた部分をこのように確認しますよね。
「○○について話した会議ですよね?」
でも、英語は逆です。
始めに一番言いたいことが来るので、例えば、
「Could you send me the MOM of the meeting we discussed 〇〇 yesterday?」
このように、英語では話はじめの「Could you send me the MOM」を集中して聞き取る必要があります。
つまり、相手が英語を話すとわかっているのであれば、なんとなく相手の話を聞き始めるのではなくて、リスニングの試験でそうしているように、始めからガッツリ意識して英語を聞き、「誰が何をどうするのか」を聞き取るようにしましょう。
それ以外の追加情報は、日本語でもしているように、その場の状況に合わせて、そして自分の聞きたいことが返ってくるように、聞き返せばいいだけです。
「英語で会話が始まる可能性がある」と心の準備をすること!もちろん、聞き慣れていない英語のアクセントだったり、予期せず英語で話しかけられ、緊張しているときは、聞き取れないこともあります。
ですが、「英語で会話が始まる可能性がある」という心の準備をして、「相手の話はじめ」を意識的に聞くようにすれば、どんどん相手の言っていることが分かるようになります。
TOEIC500点以上取れているあなたは英語が聞き取れています!自信を持ってください!
あなたは、『今は』聞き取るときのコツを知らないだけです!
コツを知れば、聞き取れるようになります!ポジティブに英語を勉強していきましょう。
