インド風お好み焼き
20日(金)快晴が続く。明日は6時起床。最後に部屋を掃き、7時半約束のタクシーを待つ。14:45分のフライト。羽田着23時。息子が確保してくれた羽田東横イン泊。最後のテニスは5人だった。夏のキャメロンの3か月を振り返っておく。6月28日このアパートに入った。電子レンジやトースターを入れてもらったので、家賃の値上げを持ち出されるかと思ったが、なかった。大家ともめている人が多い。
前にも書いたが、この国はインフレで物価上昇が続いている。強気のオーナーが結構いるらしく、けんか別れで宿を変えたとか、設備の改善を条件に呑んだとか。それ以上に我々日本人にとって大きいのは円安だ。同じ部屋なのに、私でさえ実質1万円も値上がりだ。
世界を飛び回っており、当地で恐らく英語力NO1のAさんじゃないが、自国通貨が喜んでいるのは日本人くらいですね。本来なら円高というのは円の価値が上がるということでしかるべきなのに、円安を歓迎するのはマスコミと大企業ではないですか。おかしいと。
日用雑貨露店
庶民(圧倒的多数)の立場で言えば、輸入品(石油等の原材料、大豆など農産物)が安く輸入できる円高こそ歓迎すべきなのに、アベノミクスなどという怪しげな言葉に踊らされ、結局喜んでいるのは輸出の大企業ですよ。庶民には社会保障の切り下げでしょ。
全くである。今回も様々な経歴の持ち主にお会いしたが、30代でリストラに遭い、以後定職を持たず、僅かの年金と、東京での看板持ちのアルバイトなどでお金を稼ぎ、東南アジアの国々を一泊300円程のゲストハウスに泊まりながら放浪しているUさん。62歳。
親もいなくなり、独り身だから出来る話しですと言いながら、生き生きとしている。部屋はドイツなどヨーロッパ人ばかりの6人部屋だという。言葉も自然に覚えるし、パソコンも持たないけれど、世界の情報は結構入るのだと。日本についても詳しかった。
赤い葉が新芽
昔エリート社員らしい人もたくさんいるが、Uさんのような人の方が世の中を厳しく見つめており、日本の未来を心配しているのがよくわかる。欧米人は1か月の有給休暇で旅をしている若者も多いという。日本の若者も海外に出て交流を深めればいいのにと。
今回の滞在で最も印象深いのは、日本語塾に通ってきた4人の生徒さんである。家族の話を聞くと4人とも子どもたちを海外に出している。我が家も子どもをアメリカに留学させたが、新潟では珍しい方である。ところが、ここの中国人は当たり前のように出す。
Oさんという人はご主人が私と同じ年で、しかも高校の歴史の教師だと聞いて、今後とも日本からキャメロンにおける日本軍の行動について調べてもらうよう頼むことができた。こういうことを通して現地の人と交流するのが目的でもあったので実現して嬉しい。
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