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NO2484 個性を殺す日本社会(7)

こんな麺も
9月15 (1) 20日(金)幸いなことに、私の家内は私に世間的な出世を促したことも、お中元やお歳暮の煩わしさに奔走してもらったこともない。学閥は組合人事まで握っているため、反学閥である私の組合大会等での発言は学閥のボスに筒抜けで、その証拠をつかんで組合の県大会で追及したことさえあった。

 ただでさえ文科省による管理締め付けが年々強まる中で、教師が個性を発揮するのは容易ではない。私の体験を紹介しただけで、日本の学校の実態が垣間見えるはずである。しかも、そのことが世間はおろか子どもを学校に預けている保護者も知らないのである。

 例えば、私は37年間の在職中、30年以上は週一回の学級だよりを発行した。勿論、その裏には私に手ほどきをしてくれた熱心な先輩教師がいたことは言うまでもないが、そのY先生曰く「学級だよりを連絡帳にしてはいけません。親との太いパイプ役にすることです」この言葉は長く心に残った。

ハンドクラフトセンター
9月15 (2) Y先生(小学校=故人)の便り1年分を戴いて読んだ。算数の時間の先生と子どもたちのやり取り、昼食時間の対話に加えて、必ずY先生からの親や子どもたちへのメッセージや主張があった。当時大問題になっていた学校前に産業道路建設の話題に対する反対意見なども。

 これは当然、政治的発言と受け取られ、Y先生への議会筋からの圧力もあった。「B小学校には「アカがいる」と。しかし、Y先生はひるまず、親の支持は拡大するばかり、とうとうその道路は路線変更となり、子どもたちの安全は守られた。私は深く学んだ。

 私のたよりはY先生には遠く及ばないが、それでも誇りにしていることは何点かある。一つは「学閥」の連載をやってのけたことである。ここで書いたことも含め、もっとリアルに、いかに学校教育を毒しているかについて書いた。内部告発者のつもりであった。

日本式おんぶ?
9月15 (9) 当然、校長から苦情が来るものと覚悟してのことだったが、不思議なことに何もなかった。恐らく校長は私に苦情を言えば、そのことも書くだろうと思ったのか。それとも、私の心情を理解し、あえて言わないでくれたのか。私は後者だと今でも信じている。驚いたのはむしろ親や先生方だった。「あそこまで書いて大丈夫なんですか」と心配してくれた。

 私は図々しくも、学級だよりを自分のクラスの親ばかりではなく、読めと言わんばかりに校長を初め先生方にも配布したのである。その意図は、自分が生徒に何を話し、どう対処したかを知っておいて欲しいと思ったのである。特に生徒指導に関することについて。学校の情報公開は圧倒的に遅れている。

 私が嬉しいと思ったのは、私の学級だよりに対して「私には書けないから、そういうはみ出し行為は困る」という教師は当然いたが、学校によって密かに広く浸透し、学級だよりを発行する教師が増えたことである。余計な負担をかけたかもしれないが・・・。

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