時々お茶をする喫茶Uncle Chow
5日(土)曇り。昨夜のデモは21人。人数的には増えていないが、顔ぶれが三分の一は入れ替わっていた。核になっている人たちは知事に面会を求めたり、東北電力新潟支社に押し掛けて談判したり、署名活動をやったりと、頑張っている。頭が下がる思いである。
その報告の中にも出てきたが、福島事故の汚染水問題は深刻さを増す一方で、これこそマスコミは危機感を煽るべきなのに、東電情報を垂れ流すだけ。先日参加した原発学習会の主催者から緊急国際署名を求めるメールが入った。読者の方にも協力をお願いしたい。http://p.tl/9YXI
汚染水の現状を整理しておきたい。許しがたいのは東電や経産省は早い段階で汚染水の漏洩を把握していたのに7月21日の参院選までひた隠しにしてきた事実である。しかも8月20日に発表した貯蔵タンクからの300トンの漏洩も含まれる核種の量が怪しいという。
今回知り合った埼玉のSさん夫妻と
4号機の危険性は以前から国内外から指摘されてきたが、実はメルトダウンした3号機はMOX燃料を使うプルサーマルだったこと、それには大量に含まれるストロンチウム90が汚染水になっているという事実。東電発表の1㍑あたり8000万ベクレルへの疑問である。
8000万ベクレルはタンクの外側で採取された水を分析したものなので、コンクリートへの吸着や雨水等による希釈で濃度が減少していた。事実、東電は23日になってタンク内の汚染水を分析した結果、2億ベクレル含まれていたと発表した。我々には見当がつかない。
これを計算し直すと今回流出した300トンに含まれるストロンチウム90の量は30兆ベクレルとなり、広島に投下された原爆が放出したストロンチウムは58兆ベクレルなので、約半分の量が漏れ出したことになるというのだ。外洋への流出もほぼ間違いないだろう。
レタスのような
実際気象庁、気象研究所の青山研究官はストロンチウム90とセシウム137がそれぞれ一日300億ベクレル、専用港の外に放出されているとみていると。これで「完全にブロックされている」とか「コントロールされている」(安倍首相)などとどうして言えるのか。
毎日400トンずつ増加し、2日半でタンク一基が満杯になる。メルトダウンした1~3号機は溶けた燃料を冷やし続けなければならない。それが高濃度汚染水となり、格納容器を経由してタービン建屋に流れ込む格好だ。毎日800トンの汚染水が作られる計算になるという。
現在1000基のタンクが設置され、33万トンの汚染水が溜め込まれている。これが2年後には倍以上の70万トン近くになる見込みだという。溶けた燃料を取り出す方法や時期は全く見通しがない。2年や3年で収束する話ではないのだ。これで柏崎刈羽の再稼動!?
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