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NO2501 夢のある森の長城プロジェクト(2)

宮脇昭氏とAKB48
10月6日南相馬 (21) 8日(火)快晴。30度まで気温が上がる。10月でこの暑さ、異常だ。植樹祭の続き。開会式の最期はこのプロジェクトの発案者である横浜国大名誉教授・宮脇昭氏がAKB48の3人をてこに植樹方法の説明。なぜAKBなのかと思ったら理事にプロジューサー秋元康氏の名前があった。

 他に脚本家・倉本聡氏やロバートキャンベル氏(東大教授)など、自然保護や環境問題に深い関心を寄せている著名人が呼びかけ人に名を連ねているのだ。とりわけ、宮脇氏の経歴を見ると、現在84歳、これまで世界各地1700か所で4000万本の木を植えてきたと。今なおかくしゃくとしておられる。

 マレーシアでも熱帯雨林の再生にに関わり、現在は中国の万里の長城でモウコナラの植樹を行うプロジェクトを進めている。国内でも今回のようなポット苗を用いて、環境保全林づくりを新日鉄大分や君津ですでに実験済みである。元国際植生学会会長でもある。

みんなで植樹
10月6日南相馬 (28) 海岸に松林というのは私たちの一般的なイメージだと思うが、今回の大震災ではすべて波にさらわれた。宮脇氏に言わせれば、「将来再び巨大な津波が襲来しても、森は津波のエネルギーを吸収する。東北地方の潜在的植生であるタブノキやカシ、シイ類こそ有効だと。

 実際、これらの木が流されずに村の被害を和らげた例が多いのだと。今回の植樹祭でもこれらの他にヤブツバキ、コナラなど16種類の木を混ぜて植えた。いずれも、根が真っ直ぐに深く地下に入る直根性、深根性があるために、容易に倒れず波砕効果を持つのだという。瓦礫を土と混ぜることの意味がここにあるのだと。

 私は宮脇氏の発言にも注目している。「私たちが進む未来に明るい希望はあるのでしょうか」とのインタビューに「政治家や経済界だけでなく家庭までもが,“たかが紙切れ”に過ぎないお金や株のことばかり考えているから、世の中が悪くなるのです」と。安倍よ心を澄まして聞け。

わらで固め
10月6日南相馬 (35) 「今の経済危機にしても、生物が絶滅したわけでもないのに、なぜこんなに大騒ぎしなければならないのでしょう。いつの時代でも命こそ絶対なのです。自分の足元に一本の木を植える努力をすれば明るい未来もある。地面をコンクリートで固めれば未来はない」と。

 ところが「宮脇昭」で検索して驚いた。批判が渦巻いているのだ。批判は土木工学者、00博物館学芸員などを名乗っているが、実名は明かさない。思わず、ツイッターで「批判するなら名前を名乗れ」と書き込んだ。土木工学上の強度はどうかとか、東北の自然植生は本当に松ではダメなのかなど。私には専門的なことは分からない。

 私はただ、宮脇氏が挨拶で述べた70年以上に亘って植林を続けてこられた実績を評価したい。あの田老の堤防決壊を見ただけで、コンクリート防災は自然に優しくもなく、防災に絶対的な効果はないことは証明されたと思う。ゼネコンのための防災でしかなかったということだ。

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