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NO2505 国家の教育介入を許すのか

角田山中腹
10月12日 (3) 12日(土)曇りのち晴れ。昨夜のデモは初めて激しい雨の中行われた。我々を先導するパトカーや数人の警察官もずぶぬれでご苦労なことだ。20人程度のデモ団体から届出料2300円も徴収し、パトカーや警察官を配置して警備する先進国がほかにあるだろうか。

 今日は強風注意報や雷注意報が出ていたが、晴れ間がのぞいたので、角田山に登ってきた。流石に登山者は少なく、いつも満車の駐車場も一台しかなかった。下山したら雨。テレビも新聞もたわいのないニュースや記事ばかりで、見たいとも読みたいとも思わない。

 大手新聞社は記事にもしないが、実は沖縄で教科書採択を巡って文科省による政治的介入が激しくなっている。事の発端は11年夏に遡る。以前、何度か書いたが、日本の学校の教科書というのは世界に例のない厳しい国家による検定をやり、その採択にまで介入する。

角田山秋の花
10月12日 (6) 一つ一つ解説する時間も紙面もないが、世界の大勢はどうかと言えば、社会主義国や韓国など国定教科書を使っている国は別にして、教科書検定はないか、あっても誤字脱字をチェックする程度、どの教科書を使うかは基本的には学校や教師の自由に任されている。

 日本の教師は教科書の採択はおろか、使わない自由もない。初めからそうであったわけではなく、戦後20年余りは現在の世界の大勢に近い状況だった。自民党政権に加えて、新しい歴史教科書をつくる会などの右翼的な運動によって政治介入が行われるようになった。

 採択については1963年の教科書無償措置法の成立によって、それと引き換えに広域採択制度が導入された。タダほど怖いものはない。それまでは、現場の教師たちが投票によって教科書を選ぶ(東京等)か教師の代表が検討しながら選ぶ(新潟等)方式で決めてきた。

角田山秋の花
10月12日 (7) 「つくる会」は採択権は「法律上教委にある」(事実)として、先ず地方自治体の議員などを通じて各地教委に教師を採択業務から外すよう圧力をかける手法で全国に広がった。一方で「大東亜戦争」「侵略はなかった」などとする育鵬社、自由社の教科書採択を迫った。

 11年夏、沖縄八重山地区・教科書採択地区協議会がその圧力に屈し、育鵬社版の採択を答申。石垣市と与那国町はその通り採択したが、竹富町は採択権を行使して東京書籍版を採択した。当時の民主党は「違法ではない」としたが安倍政権は育鵬社版の採択を迫る。

 下村文科相が今月8日の記者会見で「教科書無償措置法」を根拠に竹富町に変更を要求すると言明。地教委に採択権があると主張してきた「つくる会」は自己矛盾には陥っている。産経新聞の「国の責任で早期正常化を」と一緒になって、なりふり構わない態度だ。こんなことを国民は何の批判もなく見過ごしている。

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