17日(木)曇りのち晴れ。今日は鳥屋野潟公園をほぼ一周してきた。新潟の地名で分かるように、新潟平野は信濃川と阿賀野川に挟まれた「芦沼」と呼ばれたほどの低湿地である。高度経済成長期の鳥屋野潟は生活排水で汚れ、ゴミがあちこちに浮かぶ景観だった。
鳥屋野潟の自然を守れと言う住民運動もあって今では白鳥も飛来するきれいな潟が戻ってきた。ラブホテルしかなかった湖畔の周囲は今や県立図書館、自然科学館、サッカー場、野球場、そして今日歩いた鳥屋野潟公園やスポーツ公園など文化施設や緑地帯となった。
最近は意欲が衰えたが、退職以来しばしば地元新潟日報の投稿欄「窓」に投稿してきた。帰国直前に投稿した拙文がボツになったようなので、ブログで訴えたい。安倍政権の右傾化はいよいよ前のめりになっている。新聞・テレビには何も危機感が伝わってこない。
日本の未来はバラ色なのか
「安倍政権が誕生して10か月になろうとしている。世間は円安、株価上昇、オリンピックと、あたかもバラ色の未来が来るような雰囲気を醸し出している。しかし、私のような一年金生活者から見ると、とてつもなく危険で不安な未来しか見えてこない。
とりわけ、経済面の好転の陰で進行している政治的な右傾化と危うさが私を不安にさせる。経済面とて、もろ手を挙げて喜んでいるのは関連大企業と関係団体だけではないのか。私たちは年金の切り下げや生活保護、介護制度など社会保障の後退、おまけに消費税増税ばかりが目につき、暗い明日しか見えないのである。
それ以上に、この政権になって、いかにも作り出されたかに見える竹島・尖閣問題を口実に、憲法改正、集団的自衛権、防衛力強化の進行、そして今度は秘密保全法案だという。もとより、福島の状況を前にして、原発再稼働など狂気の沙汰である。
戦後自民党政権には慣らされてきたが、こういう時に働いてきた自民党内リベラル派の歯止めがさっぱり効かなくなっていることも不安を増幅させる。リベラル派の代表でもあった元官房長官の自民党河野洋平氏が慰安婦問題で安倍政権の身内の団体から訴追される事態である。私たち庶民にとって何よりの願いは平和で平穏な暮らしである。中国との戦争など二度と望まない」
秘密保護法案はマスコミを抱き込むために「著しく不当でない限り、正当な業務行為と位置づける」などという文言を法案に書き込むことで、批判をかわそうとしている。そもそもこの法案がアメリカの要求によって出てきた背景さえ追求しようとしない。
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