バンクーバーには台風はこない。
その代わり、ときどき風嵐がくる。
先週もアメリカとの国境に近い海岸沿いのエリアで、
風速90メートル前後の風嵐があった。
風嵐があると決まって停電がある。
カナダではまだ電信柱で電気を運んでいるので、
強風で電線が切れるのだ。
それともうひとつ、道路上に松や杉の枝が散乱する。
バンクーバーにある木はほとんどが針葉樹で、
その松や杉の枝が風でちぎれて空中を飛ぶのだ。
中には2メートル以上の大きな枝も転がっている。
風嵐にはアメリカから吹いて来るものと太平洋から吹いてくるものがあり、
太平洋から吹く東風はずっと破壊力がある。
数年前にあった嵐では、スタンレーパークの大木が何百本と倒れた。
さて、バンクーバーでは、先週まで雨天が続いていたが、
風嵐が終わった後で、久しぶりに透き通るような青空が広がった。
バンクーバーの冬は、ようやく終わりを告げようとしている。
赤丸天
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